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アインシュタイン博士をめぐる日本の人々

大正・昭和の大衆言論に大きな影響をもたらした出版社「改造社」を創設した
山本実彦氏の「君、偉大な科学者を一人発見した。日本に呼ぼうじゃないか」
の一言からアインシュタイン博士の日本招聘が実現することとなりました。

この山本実彦氏をはじめとして、博士の訪日には大正当時日本国内の物理・
科学・化学等の学界はもとより、財界、医学界、文学界、芸術界等幅広い分野
から、驚くほど数多くの人々が深く係わっています。

アインシュタインLOVE特別展にご来場の際には、アインシュタイン博士のみで
はなく、博士が敬愛した「美しい日本」の多才な知識人らにも焦点を向けて、
ご観覧いただきますと、アインシュタイン博士をより深く理解することが
できるかも知れません。

また、来日中、博士は日本の一般市民の人々とも多く交流しています。
旧大阪商船には児童が博士に贈った絵画が展示されています。
戦後間もない物不足の当時、児童は砂場で何度も下書きをしてから、こころを
込めて紙に清書したという逸話があるようです。
名も知れぬ児童達の絵画がこうして現在も残っており、皆様にご覧いただくこと
が出来ることに、温かな感慨を覚えます。

秋もいよいよ深まり、アインシュタインLOVE特別展in門司の閉幕まであと残り4日
となりました。
今週末からはじまる連休(10月8日土曜日、10月9日日曜日、10月10日体育の日)
がラストチャンスとなりますので、アインシュタインLOVE特別展の会場に是非足を
お運びください。

アインシュタインがみたニッポン

関門海峡ミュージアム

関門海峡ミュージアム1階では、是非杉元賢治コレクションをご覧ください。
故 杉元賢治教授は個人としてはもっとも膨大な資料、写真、関連グッズ等を
蒐集し、情熱を持ってアインシュタイン博士の行方不明の脳を海外にまで
追い求め、ついにはその脳の一部を手に入れられたアインシュタインコレクター
の第一人者です。

(脳の展示はありませんが、)杉元賢治教授が大変な労力と時間、財力を捧げ、
世界中から収集した貴重なコレクションの選りすぐりの一部を、みなさまは
大変幸運なことに、関門海峡ミュージアムで一堂にご覧いただくことが可能
です。

また、1階の一角には以下の大きなアメリカ製の装置が備え付けられています。

ブラックホール


これはブラックホールに落ちる星の動きを観察するための装置です。
是非ご来場の上、星を表す大きさの異なるコインを投入口からこのブラック
ホールに落として見てください。

落ちていく星は一体どのような動きをするでしょうか?

旧門司三井倶楽部

旧門司三井倶楽部には、この度のアインシュタイン特別展(1階)とは別に、
博士が大正11年に博士が門司港を訪れた際に滞在した部屋が当時そのままに、
メモリアルルーム(2階)として、保存されています。

旧門司三井倶楽部を訪れた際には、どうぞ1階、2階の両方の階にお立ち寄りの上、
時が止まったかのような博士の訪問当時の大正レトロの雰囲気をご堪能下さい。
なお、建物は表からみると洋館ですが、裏手に廻ると和式の建物が付属している
和洋折衷の大変珍しく興味深い建物です。

旧門司三井倶楽部1階の展示会場では、アインシュタイン博士が訪日することに
なった経緯や目的、また日本に向かう豪華客船北野丸船上の様子、また門司港から
パレスチナへと発つまでの日本滞在43日間の足跡や博士を取り巻く人々、時代
背景などを垣間見ることが出来ます。

個人的に特に印象的であったのは、アインシュタイン博士の書簡です。
現在のように電子メールがなく、航空便もあまり普及していなかった当時に、
アインシュタイン博士が海を越え、日本の人々と往復書簡を交わしていた事実は
大変な驚きかつ、博士の日本人々への決して表面的ではない敬愛の念が染み入るよう
に伝わってきます。

旧門司三井倶楽部で博士のハートを感じてみてください。

旧門司三井倶楽部表側 旧三井倶楽部裏側看板 帆船





旧大阪商船展覧会場

レンガ造りの重厚かつレトロな旧大阪商船1Fの展覧会場には、アインシュタイン
博士の幼少期に始まり、青年期、壮年期、そして晩年にノーベル賞の受賞を経て、
お亡くなりになる最期の時まで、博士の日常やその時々の局面にまつわる様々な
エピソードや貴重な資料、写真画像などを展示しており、会場を案内する矢印に
沿って一巡することで、アインシュタイン博士がその当時どのような背景をもち、
どのような人となりで、何を愛し、何を望んでいたのか、窺い知ることができれば
と企画されています。

学術的なご興味をお持ちで知識が豊富なお方は英語やドイツ語で記述された文献や
物理学の論文を十分にご堪能いただけると存じます。

そのような興味は特にお持ちでないお方も、門司港観光を兼ねて、会場にフラリと
お気軽にお立ち寄りいただき、かの有名なアインシュタイン博士(入口付近にパネル
がございます)と携帯カメラで記念撮影をしてみたり、実物大の博士のパネルで
背比べをしてみたり、ノーベル賞のメダルの裏側はどのような物かを見てみたりなど、
どうぞご自由にお楽しみください。

以下は、丸くて大きな赤いボタンを押すと、アインシュタイン博士の声を聞くことが
出来る装置です。
博士はどのような声をしているのでしょうか?
是非ご来場の上、赤いボタンを押してみてください。

アインシュタインの声を聞こう

アインシュタインLOVE特別展 in 門司港 開催中

先日、アインシュタインLOVE特別展の設営ならびに内覧会準備のため、初めて
門司港を訪れました。
門司港は私の想像をはるかに超える素晴らしい土地でした。

門司港駅の駅舎に降りった瞬間から、大正レトロの趣がある何とも形容し難い
心地のよい雰囲気にいよいよ期待が高まりました。


門司港駅


アインシュタイン博士が何故一地方都市である門司港を訪ねられたのか、多少
不思議に思っていたのですが、実際に欧米の影響が色濃いかつての邸宅や社屋、
レンガ造りの倉庫が並ぶ街並みを散策し、地元の門司港の方々から郷土史など
を伺うと、門司港が古くから日本国内および世界に向けて大きく開いた要所で
あったことがよく理解出来ました。

アインシュタインLOVE特別展は旧大阪商船、旧門司三井倶楽部、関門海峡
ミュージアムの3カ所に分かれ、開催されています。
各会場の建物自体もとても素晴らしいものです。

なお、旧門司三井倶楽部にはアインシュタイン博士が訪れた当時の門司港の古地図
画像が控え目に展示されています。
アインシュタイン博士に関わる多くの貴重な写真、記録、遺品、手紙、映像等と
共に、お時間がありましたら、是非細部までお見落としなく、お愉しみください。
何かすてきな発見をなさるかも知れません。


アインシュタインLOVE特別展
プロフィール

アインシュタインラブ

Author:アインシュタインラブ
アインシュタインLOVE 日本実行委員会事務局です。アインシュタインLOVE展の最新の情報をお知らせします。

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